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なぜ乙姫は浦島太郎に「絶対開けてはいけない玉手箱」を手渡したのか?

浦島太郎と乙姫の手渡した玉手箱に込められた想い

こんにちは。ノコです。

浦島太郎の玉手箱の謎と納得いかない結末について

長年のモヤモヤがついに解消されたので書きたいと思います。

 

浦島太郎の話ってモヤモヤする

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日本昔話の浦島太郎といえばだれもが耳にしたことのある作品。

昔話あるあるといえばそうなんですが

この話はとくになんだか腑に落ちませんでした。

 

引っかかっていたのは結末の

 

乙姫にもらった玉手箱をあけた浦島太郎は

煙に包まれおじいさんになってしまった、というところです。

 

 

乙姫はなぜ決してあけてはいけないと言いつつ玉手箱を渡したのか?

なぜ開けたらおじいさんになったのか?

 

竜宮城を出るまでは乙姫も浦島太郎も楽しく幸せに暮らしていたはずです。

それなのに「絶対あけるな」と言って爆弾のような手土産渡すなんてどんないやがらせ?

 

もともとは助けてもらった恩を返すために竜宮城へ誘うほど、浦島太郎の事を快く思ったいたはずなのに意味不明すぎませんか?

 

でもやっと

「なぜ玉手箱を手渡さないといけなかったのか」

「玉手箱を開けてはいけないのか」

「開けるとおじいさんなのか」

という問いに納得できる解釈を見つけました(*'ω'*)

 

その解釈をまとめてみます。

 

改めて、浦島太郎のあらすじ

いじめられていた亀を助けた浦島太郎。

お礼に竜宮城に招待すると言われ乙姫に出会います。

竜宮城では宴や踊りや豪華な食事とともに楽しいひと時を過ごしました。

 

あまりの楽しさに長居をしてしまったけれど

ふと村に残してきた母のことを思い出し帰ることに。

するとお土産にと玉手箱を手渡されます。

ただし「決して開けてはならぬ」と。

 

しかし村に戻ると、母の姿はもちろん村さえない。

途方に暮れ、手渡された玉手箱をあけるとたちまち煙に包まれ

浦島太郎はおじいさんの姿になってしまいました。

 

伝承によってストーリーは若干異なるようですが大筋はこんな感じ。

 

浦島太郎の話はいろいろなパターンがある

浦島太郎は時代とともに話の内容が変更されていて、特に近代になってからは「困っている人を助ける」「約束は守ること」など道徳的な意味を持たせるために書き改められたり加えられたりしています。

 

たとえば古いものだと丹後国風土記に載っていたり。

この話では玉手箱から煙もでないしおじいさんにもなりません。

 

万葉集では「竜宮城に帰りたければ玉手箱をあけるな」という約束の元で手渡されます。また玉手箱の中からは白雲が飛び出していくし、浦島太郎は老人になって死にます。

 

他にも最後は鶴になって飛び立ち亀になった乙姫と再会するとか、とにかく色々あるそうです。

 

玉手箱の中身と結末はバリエーション豊富ではあるけれど共通している点も。

それが「玉手箱をあけることで浦島太郎が年老いること」です。

 

これは竜宮城と地上には時間の流れに大きなずれがあって、浦島太郎が時の流れが緩い場所(竜宮城)から早い場所(地上)へ来たことで受けた影響ではないかと考えられています。

 

乙姫と浦島太郎は夫婦、竜宮城が家だった

本来の乙姫と浦島太郎は感謝される人、感謝する人の関係ではなく

愛し合う夫婦のような関係でした。

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実際に助けた亀は乙姫本人で、ヒーローな浦島太郎にひとめぼれ。

熱烈なアプローチ&逆プロポーズみたいな解釈もあったりします。

 

そして地上へ戻るという点もいわば帰省みたいなもので、数日の地上滞在を経て竜宮城に戻る予定になっていたそうです。

今で言う「ちょっと実家いって様子見てくるわ!」的な感じ?

 

玉手箱の中身とは

つまり乙姫にしてみたら、愛する人が地上へ戻ると言い出した。

しかし竜宮城で過ごした数年は、地上でいう数百年分。

そこにはとてつもない時空の歪みが生じています。

 

浦島太郎だけが地上に戻ったら年をとり過ぎちゃう。

日数によってはそのまま没しちゃう!!

 

そこで乙姫は考えたのではないかというわけです。

「竜宮城と地上を行き来する太郎さんに歪みの影響が出ないようにしなくては!」と。

 

 

つまり玉手箱の中身は、浦島太郎を今の姿のまま(竜宮城にいる時の姿)にとどめておくためのお守りだったのはないかというのです。

 

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玉手箱のもとは女性の化粧道具入れ。

化粧道具は当時は大変高価なもので女性たちは宝物のように扱っていました。

 

つまり玉手箱は乙姫にとって大切なものの象徴。

 

そして絶対にあけてはいけない理由は、玉手箱の中に今の姿を留めておくための「効力」のようなものが入れたから。

 

開けたことでおじいさんになったのは、その効力が消えてしまったから。

 

なんだかストンと落ちたような気がしました。

 

玉手箱の正体は浦島太郎が竜宮城へ無事帰還するためのお守りだった。

 

とれなれば浦島太郎が玉手箱を開けなければ?

もしかしたら戻ると約束した日にまたまた亀の使いがやってきて、竜宮城へ戻り乙姫としあわせに暮らせたんじゃないかな。

 

ほんと早とちりすぎ~~!!

 

ってか乙姫も時間の差とか玉手箱の中身について説明しときなさいよ!って思っちゃうんですけどね。

 

まとめ

長年のつっかえがなくなり本当にスッキリしました。

この解釈を教えてくださったyamaguchi takumaさんには感謝しかありません。

 

ちなみに解釈は人それぞれ。正解はないとのことです。

好きなパターンを信じれば良し。

 

詳しくはこちらからよめます。

jp.quora.com

 

お読みいただきありがとうございました(#^^#)