こんにちは。ノコです。
今週のお題が「読書の秋」ということで最近よく息子に読まされている絵本について。
息子のお気に入りに「ねずみくんのチョッキ」という絵本があります。
赤いチョッキをお母さんに編んでもらったねずみくん。
とっても嬉しそうに着こなしています。
そこへアヒルくんが近づいてきて「ちょっとかしてよ」
優しいねずみくんは大切なチョッキを渡してしまいます。
その後アヒルくんからサルくんに、サルくんから…と様々な動物の手に渡り、最終的にゾウさんが着ていたというお話。
自分のチョッキがのびのびになったことに気付いて引きずって帰っていくねずみくんの後ろ姿を見ると悲しみが押し寄せてきます。
ほらこの姿…(´;ω;`)
「ちょっと貸してよ!」「似合うでしょ?」というリズムの良さと
いろいろな動物が出てくる面白さがあって息子は気に入っているけどようだけど、
なんだか切なくなるんですよね。
物語では最後に伸びきった赤いチョッキをブランコにしてゾウさんと楽しそうに遊ぶ姿が描かれていて一応ハッピーエンド感を出しているんですが、
なんだかモヤモヤ。
なんでこんな目に合うんだろうという悲しみが勝ってしまう。
大人でも感情をもっていかれる。
というか大人だからこれまでの経験に当てはめて考えてしまうのかな。
やさしさが裏目にでることって世の中にはたくさんあるし。
読んだあと「おしまい♪」と切替ができない絵本です。
文字が少ない分、想像が膨らむ絵本。
どの思うことが正解というのはないんでしょうが、
息子がこの先どう感じるようになるのか気になります。